失敗から学ばない組織

一般企業の組織構造が悪の組織になっているとしたら。

そんな仮定の話をいきなり始めるのは野暮ですな。悪の組織とはどんなものを想定しているか。
これを先に説明すべきですね。
悪の組織・・・仮面ライダーを思い出していただきたい。
ライダーが正義の味方で、敵対する悪。ショッカーがいて、ショッカーを束ねる表向きの首相がいて、その上に影の首相がいる。そんなヒエラルヒー組織。

そんな組織を想定して、一般企業を悪の組織風に置き換えて見ますと・・・

影の首領は企業における「大株主の取締役会会長(受託経営者)」、表向きの首領は「社長(執行経営者)」といえる。影の首領が表の首領も兼ねる場合は「取締役社長」といったところだ。
ちなみに影の首領は、役に立たない構成員は容赦なく首をすげかえる。この経営方針は、リストラ当たり前のアメリカ式に近いかも。
おいらは、ジャック・ウェルチが好きなので、アメリカ風のリストラは別に一切否定しませんが。

■悪の組織の問題点

その1~失敗から学ばない

悪の組織では、作戦の失敗を「個人の死」で償わせます。そのため“組織の失敗”という意識が存在しません。つまり、組織としての反省はありえない。仮面ライダーに何度負け続けても、懲りずに新しい刺客をどんどん送り込むのは、「失敗と反省から学ばない」悪の組織独特の性格のためなのだ!

現実の社会と照らし合わせると、これは某食品会社の牛肉偽装事件などにおける企業対応に似ている。ミスを組織全体ではなく現場レベルの問題として扱い、責任者を処分して終わり、という処置。これでは、企業全体に失敗の教訓は行き渡らない。

ほかにも、自分だけは大丈夫。という選民意識があるのかもしれない。まったく愚かだね。


その2~対立意見を抑圧

実社会における組織内の対立は、一概にはマイナスだと言い切れない。意見がぶつかったときにお互いに建設的に歩み寄り、「協力」によって組織の活性化につながることもあるからだ。

しかし“一元支配”という安定した組織構造を保っている悪の組織では、その調和を乱すような対立意見は、一方的な「競争」で処理される。組織内での建設的な意見交換というものが全く行われないの。

とはいえ、逆に“一元支配”ではない、民主的な運営を行う悪の組織・国家のほうがタチが悪いという説も…

しょーじき、安倍さんには失望をかくせんよ;;


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三日坊主 at 2007年09月07日20:02 │Comments(0)雑記
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